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解体お役立ち情報 2023.03.21

家の解体時に出た部材の再利用方法とは?建て替えに再利用する際の注意点も解説!

家を解体する理由はさまざまですが、長年暮らしてきた家や自分が育ってきた家を解体する場合は複雑な気持ちになるでしょう。
そのような時に愛着ある家の一部分を新しい家にも取り入れたいと思われる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、家の解体時に出た部材の再利用方法や再利用する際の注意点について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

□家の解体で出た部材はどのように再利用されるの?

ここでは、家の解体で出た部材がどのようなものに再利用されるのかを部材別にいくつか紹介します。

まずは、木くずについてです。
建物の柱や梁、建具などに使用される木材は木くずに分類され、以下のように再利用されます。

・合板:細かく砕き、それを接着補修してパーティクルボードや建築用合板として利用する
・製紙原料:細かく砕いた木材を薬品で煮て、木材繊維を取り出しパルプ加工する
・チップ燃料:木くずを破砕した後にボイラー燃料や暖炉、ペレットストーブの燃料にする

次に、コンクリートくずです。
基礎やRC構造に使用されるコンクリートは、以下のように再利用されます。

・埋立資材:細かく破砕され、道路の舗装や埋立に利用される骨材になる
・レンガ:細かく砕いた後に圧縮し、レンガとして利用される

最後は、ガラスくずです。
これは窓ガラスや鏡から発生するもので、以下のように再利用されます。

・ガラス原料:高温で溶かした後に再生成することで、ガラス原料として利用する
・塗装材料:破砕した後に砂利を混ぜることで、道路や歩道の塗装材料にする
・骨材:粉々に破砕することによって、道路を舗装する際の骨材として利用する

□建て替えの際に部材を再利用する場合はどのような流れで進む?

建て替えの際に部材を再利用する場合は、主に3つの工程に分けて進めます。

まずは、再生可能な部材を選ぶことです。
家を建て替える際は、古い部材の強度・耐久性・サイズが再利用可能かを判断する要素になります。
これに加えて、ひび割れや反り、歪み、経年劣化による損傷がないかどうかも確認する必要があります。

中でも柱や梁として利用したい場合は、利用目的に合わせた長さ・厚さ・幅のサイズが確保できるかを確認しなければいけません。
また、板材として利用する場合は、相当の量も確保する必要があります。

次に、建て替え場所まで運ぶことです。
取り壊した家から選ばれた部材は、汚れを落としたり再利用するための準備をしたりするために建築業者の作業場まで運搬します。
ここでは、長期間にわたって付着した部材の汚れを落とした後に好みの色を出すための仕上げを行います。
必要に応じて埋木をし、補修をした後に加工するまで保管します。

最後は、建て替える家に応じてカットすることです。
再利用する部材は作業場に運搬され、建て替える家に合うように加工が行われます。
大工職人が木材の状態を観察した後に反りやねじれなどの気の癖を見極めながら、1本1本丁寧に手作業で加工します。
加工が完了すれば、新しい家に利用できる木材となります。

□部材を再利用する際の注意点について

ここまで部材の再利用の方法や、再利用されるまでの流れについて解説しましたが、部材を再利用する場合は注意すべきことも存在します。
そこで最後に部材を再利用する際の注意点を2つ解説します。

*予算と利用スペースについて計画を立てること

部材を再利用する場合は、解体段階から新しい家に建て替える段階において手間もコストもかかります。
例えば、再利用したい柱が1本だけの場合でも、それを取り外すには周辺を解体しながら取り外していきますが、その柱を傷つけないように手作業で慎重に作業を進めなければいけません。
重機を利用できる部分であっても、再利用する柱に瓦礫が飛んで傷つかないように養生したり、細心の注意を払って重機を操作したりするため、通常の解体に比べて手間がかかります。

また、手作業が増えたり、古い部材と新しい部材を組み合わせるために高い技術力が必要になったりすることで、コストも増えます。
そのため、どこに古い部材や建具を利用するか、それにはどのくらいのコストがかかるのかを把握した上で、予算や利用スペースなどの計画を立てることが重要です。

*保管場所を確保すること

前項でも触れましたが、再利用のために確保した古い部材は、解体場所から建築業者の作業場へ運搬され、再利用するために必要な処理が行われます。
しかし、建築業者の作業場が遠かったり、再利用する部材が作業場に入りきらなかったりする場合、部材を保管する場所が必要になります。
そのため、保管場所を確保する必要があるかもしれないことを把握しておくと良いでしょう。

□まとめ

解体時に出た部材は、さまざまなものに変えられて再利用されます。
それ以外にも、柱や梁などをそのまま新たな家で使用することも可能です。
もし古い部材を再利用する場合は、今回解説した注意点に気を付けていただけると幸いです。
また、弊社ではホスピタリティマインドを大切にして解体工事を提供しております。
名古屋市周辺で解体工事をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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